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経営者メッセージ
(情報発信)

なぜ、配当金の発表が第3四半期業績の発表のタイミングになるのか?

本日の東証開示文書の中で、今期の配当金の発表が第3四半期業績発表と同時(2月半ば)となる旨をお知らせしています。
まずここで、その理由について私から詳しくご説明いたします。

今期は、急激な円安に対する価格転嫁の対応が遅れたために減益となった前2024年3月期決算発表の反省からスタートしました。
店頭でのジュエリー販売価格の『適正価格』への見直しを複数回に渡って行うとともに、仕入・製造の専門会社『NEW ART貴金属総合研究所』の設立による“調達力”の強化に取り組み、更に香港Wahfull社の子会社化によるグループ総合力を強化するなど、様々な施策を打ったことにより、既に公表している今期業績見通し(連結売上高27,000百万円/経常利益4,800百万円)も達成のメドは立ちました。
しかしながら、最終的な価格転嫁の完了が8月半ば(8/16~)となったことにより、来月発表予定の第2四半期(7~9月期)決算上の数字では、未だ改善の効果が充分に反映されているとは言えない状況にあります。
※当社店舗ではお客さまからジュエリーを受注後、約1か月後に商品を引き渡す段階で売上として計上するため。
そういった事情から、改善の効果が適切に反映された第3四半期(10~12月期)決算の数字を発表する段階で、高い利益水準を伴った通期業績見通しとともに今期の配当金についても発表したいと考えています。

なお、今期から来期以降にかけての更なる業績向上施策として、現在私たちは『EXELCO』ブランドの再構築に着手しています。
本来『EXELCO』は、誰もが知るダイヤモンドの『ラウンド・ブリリアントカット』を生み出した、トルコウスキー家による、英王室・ベルギー王室御用達の高級カッターズブランドです。
私たちのブランドコンセプトでもある『日本の伝統文化と西洋の王室文化の融合』を体現するのにふさわしい人物として、国際的にも著名な女優でありセレブリティでもある後藤久美子氏をCMに起用するとともに、商品も『ハイブランド』にふさわしい品ぞろえに更新していきます。
ターゲット顧客を、主力ブランドである『ダイヤモンドシライシ』より単価が2~3割高い層に設定し、西洋の名だたる高級宝飾ブランドに匹敵するブランドイメージを強く打ち出して参ります。
『ダイヤモンドシライシ』と『EXELCO』、それぞれのブランドが異なったターゲットの顧客層にアプローチすることで、私たちは一層の売上・利益の向上を果たせると確信しています。

ところで、当社は今年で創業30周年を迎えることとなります。
1994年、銀座中央通りに『銀座ダイヤモンドシライシ銀座本店』をオープンさせていただいてから30年、ブライダルジュエリー専門店の草分けとして、数え切れないほど沢山のお客さまの幸せをお手伝いさせていただいてきました。
そうした多くのお客さまや、お付合いさせていただいている取引先の皆さま、また何よりも、長年に渡って当社業績を見守っていただいている株主の皆さまのありがたいご支援のお蔭で、めでたくこの日を迎えることができたのです。
その株主の皆さまへの感謝のしるしとして、この度の東証開示文書で『創業30周年記念感謝特別株式無償割当て』を行うことを発表させていただきました。
詳細については上記文書に記載しておりますが、皆さまが保有されている普通株式1株につき0.1株(1000株に対して100株)を、当社が保有している自己株式から無償で割当てさせていただくものです。
現在の株価で言いますと、1株当たりおよそ150円相当の株式を割当てさせていただく計算になります。

私たちNEWARTグループは、この先も50年、100年と続く企業グループを目指してより一層の飛躍を遂げて参る所存です。
私たちを支えていただいている株主の皆さまには、その成長の果実を私たちとともに、これまで以上に享受していただきたいとの思いから、この度の決定に至りました。

もちろん、皆さまにこれまで以上の当社株式をお持ちいただく訳ですから、私たちは今後も長期的に営業努力を重ね、従来以上の業績でそれにお応えするよう全力で取り組んで参ります。
どうかより一層、私たちNEW ARTグループにご期待ください。

2024年10月28日
株式会社NEW ART HOLDINGS
代表取締役会長 白石 幸生
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