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経営者メッセージ
(情報発信)

中長期保有株主の皆さま、どうぞご安心ください。

先頃、米国のトランプ大統領が発表した大幅な関税引き上げにより、世界各国の株式市場に深刻な影響が出ています。
まさに『トランプショック』とも言えるこの状況に、日経平均と同様に当社の株価も値を下げており、株主の皆さまも気が気ではないのではないでしょうか。
しかしながら、このような状況にあっても私は決して将来を悲観していません。
当社には一時的な政治や経済状況の変動にも決して負けない強みがあるからです。
その点について、当社の各事業ごとに皆さまにご説明いたします。

1.ブライダルジュエリー事業
当社の主力であるブライダルジュエリー事業にとって、現在の相場環境はむしろ『追い風』です。
年初には150円台後半にあったドル円相場が、ここ3ヶ月で大きく円高に動き、今は140円台を推移しています。
相場に大きな影響を与える『日米金利差』に着目すれば、日銀が先々利上げ観測にある一方で米FRBはトランプ政権下にあって利下げに向かうと見られており、金利差は今後も縮小に向かうことでしょう。
つまりこの円高は一過性の動きではなく、当面のトレンドになると私は考えています。
これまでもご説明してきました通り、私たちはダイヤモンドや金・プラチナといった『海外からの輸入品』を元にジュエリーを製造して販売する、『輸入企業』です。
一昨年度は急激な円安の進行に随分悩まされましたが、昨年度にそれを乗り越え、今年度は逆にチャンスが到来しようとしているのです。
また、ブライダルジュエリー事業は極めて『不景気に強い事業』です。
例えば、『今は景気が悪いから結婚はしばらく待とう。』と考えるカップルはいないでしょう。
未だ記憶に新しいコロナ禍の逆境にあっても、私たちは多くのカップルに一生の記念となるジュエリーをお届けすることで、業績を落とすことなく成長してきました。
そして現在、生活者目線では決して景気が良いとは言い難い状況にあっても、5月に発表を予定しております2024年度決算で当社は過去最高となる売上・利益を計上し、更に翌2025年度にはその2024年度をも大きく上回る業績を挙げることができると見込んでいます。

2.不動産開発事業
軽井沢におけるレジデンス事業については、いよいよこの秋口にも販売を開始するスケジュールで進行中です。
加えて、新たに大規模なコンドミニアムホテルを作る計画も同時に進行しており、こちらについても数年後の売出しを見込んでいます。
軽井沢は単なる観光地であるのみでなく、行き届いた医療や教育水準の高さを求める移住者の人気も年々高まっています。
国内はもちろん、アジアや欧米からも富裕層が押し寄せる軽井沢は、まさに『生活できるリゾート地』として世界的に認知されているのです。
今から17~18年前、当社が軽井沢に着目し旧軽井沢本通り沿いの土地取得を開始した頃、1坪30万円程度であった地価は今や1坪200~220万円程度にまで値上がりしていますが、このような人気ぶりを背景に更に2倍、3倍とハネ上がると見られます。
この軽井沢で成功を収めた後も、当社が様々なエリアで進めて行く不動産開発事業は、当社の『第二の柱』となっていくことでしょう。

3.食肉卸売事業
昨年、『成功企業パートナー連合』の第1号として当社のグループに加わった香港の食肉卸売事業、Wah full社については、いよいよ香港から中国本土への進出を開始いたします。
昨年より進めている日本産食材の取扱拡充に加え、新たにニュージーランド産の食肉もラインナップに加えるべく、この5月には私自ら現地に赴く計画を立てています。
またこの地で調達する食肉は、更に台湾や日本国内においても流通させていくつもりです。
『香港のWah full社』から『アジアのWah full社』、更には『世界のWah full社』へと飛躍することを目指しています。

4.ヘルス&ビューティー事業
ヘルス&ビューティー事業は『健康事業』として、再建に向けた準備期間を終え、いよいよ今期より本格的に始動いたします。

5.スポーツ関連事業
スポーツ関連事業については、これまでゴルフクラブのシャフトという限られた分野をメインに活動してきましたが、今年度からはスポーツ全体という幅広い分野をカバーする事業として進めてまいります。

6.アート関連事業
アート関連事業についてはニューアート・エストウェストオークションズを中心に、国内外のアートオークションを通じて日本の芸術文化のアジアへの展開を図り、更に世界のアートマーケットでの中心的な存在を目指して行きます。
私が経営する『WHITE STONE GALLERY』が、既に東アジア(銀座・軽井沢・香港・台湾・中国・シンガポール・韓国)やロシア・ブラジル・インド・中東地域にも進出していることから、そちらとも連動しつつ進めてまいります。

このように、当社の各事業には現在のような逆境をもチャンスにできる強みがあり、また今後の成長・発展に向けた明確なビジョンを持っています。
加えて、当社が提唱する『成功企業パートナー連合』には、第1号のWah full社に続く第2、第3の候補も挙がっており、現在具体的な検討が進行中です。
この『パートナー連合』の更なる推進により企業コングロマリット体制を整えることで、当社は『300年続く企業集団』の完成へと着実に近づいているのです。
ここまで述べた進行中の各事業の取組みや成長戦略を勘案すれば、当社の株は現在でも1株3,000~5,000円の株価がふさわしい、と私は思っています。

どうか株主の皆さまも、一時の市場の動きに惑わされることなく、私たちとともにNEWART株を成長株に育てあげて行きましょう。

2025年4月8日
株式会社NEW ART HOLDINGS
代表取締役会長 白石 幸生
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