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経営者メッセージ
(情報発信)

今期に続き、2025年3月期も『100円配当』を継続したいと私は考えています。

先般、当社は2024年3月期の連結業績予想を下方修正させていただきましたが、それにも関わらず多くの株主さまから温かい励ましと力強いご支援の声をいただきました。改めて、当社は株主の皆さまに支えて頂いている企業であると痛感しております。

第3四半期の決算短信でも述べさせていただきましたが、今年度における業績不調の大きな要因は主力であるブライダルジュエリー事業における『円安が進む中での原価高騰に対する価格転嫁の遅れ』、ヘルス&ビューティー事業における『店舗網縮小と顧客単価の低迷』にあると認識しております。これらはグループの経営方針の各事業施策への反映が不充分であった結果であり、私をはじめグループ各社の経営陣はその点を深く反省している次第です。

しかしながら、私たちは反省と同時に改善にも既に着手しています。ブライダルジュエリー事業については、価格転嫁を促進するとともに仕入及び製造の過程についても改善を進めることで、概ね5~7%程度の利益率向上を見込んでいます。また同時に国内外未出店地域への出店を引き続き推進し、更なる増収増益を期待できる体制を構築中であります。ヘルス&ビューティー事業については経営体制の刷新後、施術単価見直し・商品販売促進といった顧客単価向上施策が一定の成果を挙げており、本年の5月をメドに単月黒字を回復できる見通しです。

更に、かねてより取り組んでいる軽井沢リゾート開発事業も着々と進行中であり、2024年度早々には世界的建築家である隈研吾氏設計の高級分譲レジデンスの募集開始を計画しています。旧軽井沢のメインストリートである軽井沢本通りに面したこのレジデンスは、地域の新たなランドマークとなることでしょう。加えて先ごろ発表した『成功企業パートナー連合』の成立に向けた香港Wah Full Group Limited社のグループ化など、これらの要素を勘案した上で、今期はもちろん来期(2025年3月期)についても『100円配当』を継続して行きたいと私は考えています。

私たちは、現在の業績不振への反省を基にこれを力強く乗り越え、再び成長に向けて歩み出しています。今後も事業の成長で社会に貢献し、株主の皆さまに還元し続ける企業として、私たちNEWARTグループに引き続きご期待ください。

2024年2月20日
株式会社NEW ART HOLDINGS
代表取締役会長 白石 幸生
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