『39 Tanjong Park Distripark(以下、TPD)という、シンガポール中心街からリゾート地サントーサ島の間に2年後に開業する地下鉄駅前の倉庫街のロケーションに対する私たちの希望を申し上げます。
NYのSOHOの倉庫街が、ギャラリーや、色々なアートスタジオの街となり、1階にギャラリー、上の階にアーティストがアトリエを構えるといったアートの街として、その名が世界中に知れ渡っております。
その後、SOHOは、アートとファッションの街として、進化を遂げていきました。
SOHOが完全にファッションの街と化した時には、既に隣の町、チェルシーがギャラリーと、その上がアーティストの住まいと変わってしまいました。
このような形態は、世界中のあちこちで見られる風景です。
倉庫は、一般のビルより天井が高く、展示空間に向いていることが挙げられます。
TPDの倉庫はアートの展示空間作りにピッタリです。
これからアートの展示空間として、5年10年ではなく20年30年、いや50年もアートの空間として輝き続けることができる建築物なのです。
シンガポールにおいては、ギルマンバラック地区がアート地区と定められておりますが、展示空間としては、あまり良くない展示空間であります。
TPDの倉庫を改装した展示空間は、専門の美術館に勝るとも劣らぬ展示空間となるのです。
私も、1月に仮オープンの展覧会を開催しましたが、SAMやNACといった国のアート行政と連携した企画展となり、大きな成功を収めることになりました。建築家隈研吾氏の作るTPDのアート空間スペースも、50年100年の歴史に堪えうる立体的なアート空間スペースとなります。
私たちが作ったギャラリー空間も30年50年の時を刻んでも輝き続ける空間となります。
設備投資額もかなり大きなものとなり、一般の美術館より高級感のある、緊張感に満ちたギャラリー及び美術館となります。
株主は、日本の上場会社であるニューアートホールディングスでありますが、使用するアートブランドはホワイトストーンシンガポール、ニューアートミュージアムシンガポールとなります。
ギャラリーでの個展やグループ展、美術館での世界的に有名なアーティストの個展や、シンガポールアート大賞展(仮称)のような展覧会を、世界的に有名な美術館やキュレーターを中心とした美術関係者などのメンバーで構成し、実施して参ります。
また、国のアート行政に協力、連携して野外彫刻展を開催します。
シンガポール国家が世界の国々からアート王国として賞賛されるような国家となるように、アート行政に貢献してまいりたいと心から思っています。
したがって、賃貸契約期間5年というのは言わば仮の契約であって、シンガポールアート王国の完成を目指して、少しでも長い期間貸してほしいと願っております。
TPDの環境には非常に満足しております。
もし、御社の土地リースが政府によって延長された暁には、私たちは引き続き御社との賃貸借契約を更新いたします。
私は、「信念の人」とよく言われます。
私の希望をお汲み取りいただけたら、幸いです。
株式会社ニューアートホールディングス 代表取締役 白石幸生』
これは、私がシンガポールの政府系不動産会社に送ったメッセージです。
当社は軽井沢エリアにおいて、15年ほど前から旧軽井沢本通りの開発構想を進めて参りました。軽井沢駅南口には西武系のアウトレットが出店しておりますが、当社は北口、旧軽井沢本通りに、アウトレットのような安売りをしない高級ファッションブランドや国際的なホテルと、アートが融合する計画を進めております。
今、それぞれの案件が着々と進行しはじめております。
シンガポールの10倍以上の投資額となる予定の軽井沢開発構想は、ニューアートホールディングスにとって、とても重要な投資事業となります。詳細はそれぞれの案件が決定次第、株主の皆様にはその都度ご報告させていただきます。
また、基幹事業のブライダルジュエリー事業は、都会を中心とした基幹店と地方都市の地方店で成り立っております。基幹店も、順調に業績を挙げておりますが、最近地方店が特に健闘しております。国内の出店は、ますます着々と進めて参ります。
海外事業の台湾エリアの業績は順調に推移しており、今後も更なる大きな成長が見込まれ、香港エリアも6月のブライダルジュエリーフェアにおいて、昨年の2倍以上の業績を残しており、もうあと2~3店舗出店することによって、安定した業績を挙げることができると期待しております。
いわゆる国内事業から海外事業へと、着々と進行中であります。
株主の皆様が注視されている株価については、長期的に3,000円~5,000円の株価となるよう事業計画を進めており、高額配当の会社として安定株主の皆様が長期保有されるのに最適な株だと自負しております。
長期的な目線でニューアート株を保有していただきますことをお勧めします。
株式会社NEW ART HOLDINGS
代表取締役会長兼社長 白石 幸生