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常に「見られている」ということ。

私の以前の職場は、当社とは全く異なる保育の業界でした。ブライダル業界については、テレビドラマがきっかけでその存在を知り、「何よりも誰かのためになれる」仕事を探していた私に合っているのではないかと思い、中途採用に応募しました。面接で店舗に伺った際、入口で満面の笑みを浮かべたお客さまと、お見送りするコンシェルジュの生き生きとした表情を見て、心からこの会社に入りたいと感じ、無事に入社することができました。

入社4年目で就任した宇都宮店での店長をはじめ、様々な規模の店舗で副店長、店長として店舗運営する立場で仕事をしてきました。店舗のリーダーとして大切にしている信念は「やってみせ、言って聞かせてさせて見せ、ほめてやらねば、人は動じず」という言葉です。私自身もそうでしたが、部下は上司の仕事を常に見ています。お客さまやスタッフから「常に見られている」という意識を持って、どんな場面でも仕事に対する前向きで誠実な姿勢を見せ、スタッフの手本となることが大切だと考えています。そして、スタッフ一人ひとりと真剣に向き合い目指すべき目標を定め、上げた成果はしっかりと褒めてあげることで信頼関係が生まれ、チームの団結を生むことができます。こうして団結したチームでこれからも地域No.1の店舗を目指し続けていきたいです。

自分の甘さに気付かせてくれた一言。

私は当社に新卒で入社し、島岡店長のいる立川店に配属となりました。その後、約1年3ヶ月の間、島岡店長は社会人として右も左も分からなかった私を、熱心に指導して下さいました。
入社して半年が経とうとしていた頃、普段と変わらずに来店されたお客さまにリングのご提案をしましたが、まだ決めきれないということで、その日はお帰りになりました。しかし、閉店後に島岡店長からそのお客さまへの対応について、「お客さまに誠意や熱意が全く伝わっていない」と、とても厳しく叱られました。そして「工藤君にとってはたくさんいるお客さまのうちの1組かもしれないけど、お客さまにとっては一生に一度なんだよ」という言葉をいただき、ハッとさせられました。その時の私は徐々に接客に慣れ始め、がむしゃらにお客さまに満足してもらいたいという接客に入りたてだった頃に抱いていた姿勢が、少し薄れていたのかもしれません。島岡店長の言葉で自分の甘さに気づくことが出来ました。私もいつか、島岡店長のようなお客さま思い、スタッフ思いで、時には優しく、時には厳しく指導ができる店長になりたいと思います。