当社、株式会社NEW ART HOLDINGSは、経営指標、財務指標の第三者機関による客観的、相対的な評価・分析の重要性を認識し、これを経営に活かすことを目的として、今般、スプリングキャピタル社の経営指標に係るコーポレート・レポートを取得しましたので公表いたします。
同社は長年にわたり画一的な統計手法によって、企業の成長性、利益率などの収益性、そして株主還元性などの評価を行い、経営指標ランキングを四半期ごとに作成するとともに、財務健全性の評価も行ってきました。同社より当社の2022年5月基準レポートについてコメントも入手しておりますので以下に掲載いたします。
( スプリングキャピタル社 コメント )
当社の2021年度確定版である2022年5月基準・経営指標ランキングレポート(コーポレート・レポート)における株式会社NEW ART HOLDINGS(以下、同社)の「経営指標総合順位」は3,518社中172位、上位から4.9%水準の極めて高い評価が付されている。
前年度である2020年度確定順位(2021年5月基準レポート)において、同社は全社(3,472社)中、90位の年度確定ベースの過去最高順位を記録したが、今回はそれよりも82位順位を後退させたものの、上位5%以内の極めて高い順位を維持したこととなる。(P1 過去レポート)
今回、順位を落とした理由は、「経営指標総合」を構成する4つの大項目(「成長性」、「資本利益率」、「売上高利益率」、「健全配当性向」)のうち、「成長性」が前年度より低下したことが主因であるが、2022年3月期の業績予想について、同社は期初よりその金額を変更しなかったものの、実際の売上高、営業利益、最終利益である親会社株主に帰属する当期純利益が、それを下回ったことがこの結果となったと言える(経常利益は2,930百円の期初予想に対して、実際は2,940百万円と超過)。(P1 P4 P9 過去レポート)
しかし、同じく構成項目である「売上高利益率」については、前年度の順位470位が今回416位へと上昇しており、利益率の高さは変わっていないことが分かる。この利益率の高さは、資本に対する利益率(ROE、ROA)が反映される「資本利益率」についてもあてはまり、その順位は320位と上位から9.1%の極めて高位にある。(P1 P10 過去レポート)
また、同社の経営指標において最も優れている大項目は「健全配当性向」である。2021年度の配当性向、DOE(株主資本配当性向)に加えて、直近3期の累計配当性向、DOEによって算出されるその順位は、全社中14位(3,518社中)となっており、前年度の58位(3,472社中)よりもさらに順位を上げており、日本でトップクラスの株主還元姿勢を示す企業であることが分かる。(P1 P5)
P11で同社の「財務健全性」についても検証を行っているが、全ての項目で検証結果は望まれる水準を確保している。同社の総資産の利益率であるROAはP10に示したように2021年度が13.7%、2022年度見込みが15.4%と、同社の資本コストを明らかに上回る水準で推移していることから、今後、たとえ同社がレバレッジをかける財務戦略を行ったとしても、その正当性は現時点で十分に示されていると判断できる。