『NEW ART貴金属総合研究所』が始動いたします。

この度、株式会社NEW ART貴金属総合研究所の代表取締役社長に就任しました石田直也です。
耳慣れない社名に戸惑われた方もいらっしゃるかと思いますが、この新会社は私たちNEW ARTグループの中核会社である株式会社NEW ART(旧社名ニューアート・シーマ)の仕入及び製造部門を、言わば“分社化”して成立したものです。

まずはこの社名と、そこに込められた意味についてご説明いたします。
ご存じの通り、私たちNEW ARTグループはイスラエルに現地法人を持ち、現地でダイヤモンドの原石を仕入れられることを大きな強みの一つとしてきました。
しかしながら当社創業から30年、当時の英デビアス社を頂点とする国際的なダイヤモンド市場の勢力図は大きく変わり、なおも変わり続けています。
今やムンバイ(インド)やドバイ(UAE)で盛んにダイヤモンドの取引が行われている現状を目の当たりにし、私たちも変わり行く市場への対応の必要性を強く感じました。
ダイヤモンド、そして地金(金やプラチナ)といった私たちに不可欠な素材について、より深く総合的に研究し最適な調達の途を切り開く、そのために敢えて調達機能を分社化し、そこに特化するチームとして独立させたのです。

また、この新会社は『販売部門』である株式会社NEW ARTに、品質の高いダイヤモンドをよりリーズナブルな価格で供給することを大きなミッションの一つとしていますが、決してそれだけに止まるものではありません。
これから新会社が世界のダイヤモンド市場で調達する原石(ラフ)や、カットされた裸石(ルース)は、近い将来グループ外の他社にも販売することを目指しています。
なお業績目標について言えば、この新会社(仕入・製造部門)で20 億円、NEW ART(販売部門)で40億円、ジュエリー部門で計60億円の経常利益達成を目指しています。

最後に、ここで少しだけ私自身についても紹介させていただきます。
私は平成7年から25年以上、メガバンクと呼ばれる銀行に勤務して参りました。
法人営業から企業調査、はたまたイベント企画運営と様々な業務に従事した後、一昨年に縁あって当社のメンバーに加わり、日々白石会長直々の指導の下、経営の道を学んでおります。
正直、ダイヤモンドの世界については『ズブの素人』でありますが、当社には多くの優秀なスタッフと、協力的なパートナーという大きな財産があります。
多くの力を結集してチームとして最適な結果につなげられるよう、大企業で学んできた経験を活かして参る所存です。

『論語』に、『五十にして天命を知る』との一節があります。
私は現在51歳、銀行員であった頃には想像もしていなかった『天命』に応えるべく、全身全霊を注いで参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社NEW ART貴金属総合研究所 代表取締役社長 石田 直也

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