先ごろ東京証券取引所に発表した『中期経営計画』について、 NEW ART総合研究所から詳細をご説明いたします。

先ごろ、私たちNEWARTグループは今後3ヶ年の中期経営計画を発表いたしました。
2024年3月期の業績下方修正を真摯に受け止めるとともに、今後の展開については『V字回復』に向けた手を着々と打っており、2025年3月期以降は従来の計画を大きく上方修正する内容となっております。
ここに、その根拠および詳細について解説いたします。

1.ブライダルジュエリー事業における販売・仕入の見直しについて
想定を超える急激な円安が進行する中、当社の店舗では販売価格の見直しが充分に行われなかったことが昨年度業績下方修正の大きな要因となりました。
この点については、既に適正な価格への見直しを完了するとともに、今後も国内外の情勢や為替動向を睨みながら適切に対応する体制を整えています。
また仕入部門の見直しについて、ダイヤモンドの原産地や国際的な流通ルートの大規模な変動が進む中、当社会長自らムンバイ(インド)、ドバイ(UAE)のダイヤモンド市場を視察し、現地における活発な取引の状況や、確かな技術に支えられた精巧な加工レベルを目の当たりにしてきました。
今後も長期化するであろう仕入原価高騰に対して、当社は仕入先の多様化により適正価格での仕入を徹底することで、粗利益率の大幅な改善を達成できる見込みです。

2.香港Wah full社のグループ化について
先ごろ発表の通り、私たちが提唱する『成功企業パートナー連合』の第1号として、香港で和牛を中心に食肉の輸入卸売を行う『Wah full Group Limited』をグループに迎えるべく、4月末時点で30.8%の株式を取得、7月末には持株比率を70%まで高め、連結子会社といたします。
Wah full社は直近期で円ベース売上高約8,000百万円/営業利益約600百万円の企業であり、今後も国際的に人気の高い和牛や、加えて私たちとの協業により九州・北海道の農畜産物をも取り扱うことで更に大きく成長できると見込んでいます。

3.軽井沢リゾート開発について
これも先ごろ発表の通り、旧軽井沢エリアで計画中の高級レジデンス『K Forest』がいよいよ着工に入ります。
本件の引き渡しが2026年6月を予定している関係上、業績への反映は2027年3月期となりますが、“世界的建築家”隈研吾氏の手になる販売戸数9戸~15戸*、販売総額9,704百万円の高級レジデンス事業は、当社業績への貢献もさることながら軽井沢地域の活性化に大きく貢献すると考えられます。
更に私たちはその後も旧軽井沢エリアや中軽井沢エリアに第2、第3のプロジェクトを計画しており、この事業は2028年3月期以降もグループ業績を長期的に支える大きな柱となることでしょう。
*東証発表の『販売戸数9戸』は1戸当たり面積を最大とした場合。顧客のオーダーにより区画を分割して販売することも可能であり、その場合の戸数は最大15戸となる。

4.NEW ART HR&Dによる海外人材紹介事業について
なお、今回の中期計画への寄与度は上記3件ほど高くないものの、長期的にグループ業績を支える要素として、この4月に営業を開始したNEW ART HR&Dについても解説します。
介護・ITをはじめ多くの業界で人材不足が叫ばれて久しい環境下、私たちはフィリピンやインドネシア、ベトナムといったアジア地域の優秀な人材を受け入れ、国内事業者の皆さまに紹介(その後の管理も含む)することでその課題解決と、ひいては国際的な競争力強化に貢献します。
まずは介護人材の紹介を皮切りに、その後IT・宿泊業・農業といった分野にも裾野をひろげ、開業5年目には売上高300百万円/営業利益140百万円、10年目には売上高1,000百万円/営業利益700百万円の達成を目指しています。
少子高齢化に歯止めがかからない我が国で、海外人材確保の重要性は今後も高まり続けていくと予測される中、当該事業も近い将来には『NEW ARTグループの大きな柱』の一つとなるのです。

私たちNEW ARTグループは前期業績への真摯な反省のもと、主力のブライダルジュエリー事業を確実に改善することはもちろん、他の幅広い事業についても、その発展に向けて着々と手を打っています。
今後も株主利益および企業価値の最大化に努めるという基本方針のもと、株主の皆さまにご満足いただける企業を目指し続けますので、引続きどうぞご期待ください。

(問い合わせ先)株式会社NEW ART総合研究所 取締役社長 石田 直也
電話:03-3567-8091

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