創業30周年記念特別無償割当てと期末配当金に関して

 先日、2025年3月期第3四半期決算短信及び配当予想の開示をいたしました。
発表後株主の皆様より無償割当てや配当の件に関して様々なご意見を頂戴いたしましたので改めて詳しくご説明をさせていただきます。

 まず、当社は2024年10月28日に開示いたしましたとおり、2025年3月31日を基準日として創業30周年記念特別無償割当ての実施を予定しております。こちらの無償割当ては長期保有を目的とした大胆な株主還元策であり株主の皆様にとっては実質2024年3月期の期末配当である1株につき100円以上の価値になるものであると考えております。

 今回の創業30周年記念特別無償割当ては、全株主様に1株につき0.1株を割り当てることとなります。開示資料にも記載した通り1,000株を保有されている株主様の場合、0.1株を割り当てると株主様の保有株式は100株増加し1,100株となります。仮に2月13日時点の株価1,700円で割当て前と割当後の株式価値を試算すると割当て前は【1,000株×1,700円=1,700,000円】、割当後は【1,100株×1,700円=1,870,000円】となり割当てによる株式価値の増加額は170,000円となります。

 2024年3月期と同じように無償割当てを行わず100円配当した場合の配当金は【1,000株×100円=100,000円】ですが、今回の30周年記念特別無償割当てによる株主様への還元は170,000円となり170円配当と同程度の還元率になります。また、上記割当てとは別に、未定であった2025年3月期の期末配当予想として10円を発表いたしましたので実質180円配当に近い還元率になる事を見込んでおります。

 無償割当ては1単元(100株)保有の方はもちろん、単元未満株の株主様にも割り当てられます。なお、今回の無償割当ては当社が保有する自己株を充当する為、発行済株式総数は増えず既存株主様の株式希薄化もございません。

 当社の2025年3月期は基幹事業において為替の変動や物価高への課題を改善しつつ、新たに食品事業の子会社化を実行致しました。そのような中、2024年3月期と同等又はそれ以上の株主還元策を模索し、1株につき0.1株割り当てる無償割当てを発表いたしました。

 社内で検討する中で0.1株割り当てる事を協議し、反対意見もありましたが株主還元を重要視する企業として最終的には0.1株割り当てる事を決議いたしました。東京証券取引所に上場する企業の中でも自己株を無償で割当てる企業はほぼないと認識しており、会社の業績や成長と共に株価も堅調に上がる事を望んでおります。2025年3月期の株主還元策【創業30周年記念特別無償割当てと期末配当金10円】が株主の皆様にとってきちんと理解されることを期待しております。

 当社は今後も自己株の買付を行い、来期以降も無償割当てを含む株主還元策を予定しております。本気で『300年企業』を目指す私たちにとって、長年に渡ってお支えいただいている株主の皆さまは何よりも大切な存在であり、私たちは一貫してそうした長期保有株主の皆さまを重視する政策を採ってきました。

 私たちは今後も、『NEW ARTの株を長年保有し続けて良かった』と皆さまに実感していただける経営を実現していくことをお約束いたします。今後も代々続く『300年企業』を本気で目指すNEW ARTグループを、株主の皆さまも世代を超えて見守っていただきますよう、お願いいたします。

IRニュース担当 小崎愼一郎/石田直也

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