経営者からのメッセージ


平素は格別のご高配を賜りまことにありがとうございます。
平成29年6月開催の株主総会及び取締役会におきまして、選任され代表取締役会長兼社長に就任しました白石幸生でございます。

当社は、平成28年7月に、商号を株式会社シーマより株式会社NEW ARTに変更しました。「自由な精神と革新的独創力により今までなかった新しい企業文化をクリエイトする」を理念に掲げ、社名のNEW ARTには、オリジナリティー溢れる美を創造する企業グループであり続けるという思いをこめました。これまでブライダルジュエリー事業を主軸として事業を展開してきましたが、今後は「ニューアート」という言葉をキーワードとして、様々な分野の事業展開を推進してまいりします。

当社は、平成29年10月に、ホールディングス(持株会社)体制に移行いたします。現在、当社で推進しているブライダルジュエリー事業を、平成29年5月に新たに設立した株式会社ニューアート・シーマに移管し、ブライダルジュエリー事業、アートと金融を融合した新規事業、全身美容事業(エステ)等すべての事業をグループ会社にて推進する体制に移行いたします。これにより、事業の責任体制の明確化、事業間のシナジー効果の最大化、機動的な組織再編、戦略的な事業提携、コーポレートガバナンスの強化等、グループ各社が事業環境の変化に柔軟に対応できる体制の構築を図り、更なる事業の成長及び企業価値を高めたいと考えています。ホールディングス体制に移行することで、100年、200年と永続的に成長・発展し続ける、絶対に潰れることがない強い会社、そして世の中になくてはならない会社の構築を目指してまいります。

私は、ギャラリストとして52年間をホワイトストーンギャラリーの経営に、5年間をアートミュージアムの経営に従事してきました。ブライダルジュエリーについては、25年間のキャリアがあり、これまでギャラリストとして培った経験をブライダルジュエリーに活かしてきました。例えば、現在、当社ではマンツーマン接客をしていますが、実は私のギャラリストからの経験から導入した販売手法です。また、当社のブライダルジュエリー事業では、お客様から注文を受けてから製作する受注製作販売(セミオーダー、オーダーメイド)システムを採用していますが、これは過剰な在庫を持つ必要がないという大きなメリットがあります。今日当たり前のように行われているルースとリングのデザインを組み合わせて販売するこの販売システムを、日本のブライダルジュエリーにはじめて開発・導入したのが、ダイヤモンドシライシになります。このように当社は、他社の真似をするのではなく、全く新しいことを開発しながら、成長し続けています。
 
平成29年6月に、台湾・台北市において、台湾で最高の知名度を有する百貨店、太平洋SOGOの3軒隣という好立地に、全13フロア、総面積1,200 ㎡を超えるニューアートグループ最大の複合ビル「new art TAIPEI」をオープンしました。「美」を創造できるユニークなビルディングであり、世界最大級のブライダルジュエリー店舗として、今後期待できると考えています。

平成30年3月期につきましては、ブライダルジュエリー事業において、国内店舗の新設に加え、海外店舗の早期収益化に取り組むとともに、アートと金融を融合した新規事業の早期立ち上げ、全身美容事業、スポーツ関連事業、ウエディング事業の成長に向けた取り組み等を推進してまいります。また、グループ企業の構造改革を実施することで収益構造の改善を図ってまいります。さらに、新規事業においては、事業のスピードアップと収益化を実現させてまいります。
これにより、平成30年3月期の連結業績につきましては、売上高は、3期連続で過去最高の145億円、営業利益は13億円、経常利益は13億円、当期純利益は8億円を予想しています。

当社は現在、アートを基軸として、ブライダルジュエリー、金融、全身美容、スポーツ関連、ウエディングと業容を拡大さており、グループ企業として次のレベルを目指していく段階にあります。アートとは、人間を幸せにする装置です。スポーツ、音楽、美術はもちろんのこと、人間が生活するすべてにアートの心は存在しています。今後、「ニューアート」という言葉をキーワードに、ホールディングス体制のもと、国内既存事業をさらに成長させながら、海外展開を積極的に推進し、今後の成長を加速させ、更なる企業価値の向上を図ってまいりたいと考えています。


平成29年6月29日
株式会社NEW ART
代表取締役会長兼社長 白石 幸生