経営者からのメッセージ

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平素は格別のご高配を賜りまことにありがとうございます。
代表取締役社長の白石 哲也です。

当社は、平成28年7月に、商号を株式会社シーマより株式会社NEW ARTに変更しました。NEW ARTという社名のとおり、オリジナリティーのある美を創造する企業グループでありたいという思いをこめたもので、今後は、ジュエリー事業を主軸としながら、「ニューアート」という言葉をキーワードとして、様々な分野の事業展開を推進していきます。

当社グループは、平成29年5月10日に平成29年3月期の決算発表を行いました。
はじめに平成29年3月期の決算概要についてご説明します。
当連結会計年度における、当社グループの業績は、ジュエリー事業において、広告宣伝・販売戦略が奏功したため好調に推移し、平成28年5月10日に公表の平成29年3月期通期連結業績予想に対し、売上高は2.1%、営業利益は30.9%、経常利益は32.4%、親会社に帰属する当期純利益は16.6%上回る結果となりました。
前期と比べても、引き続き主力のジュエリー事業等が好調に推移したことで、売上高は増加しました。利益面では、アート事業の取引が減少したことにより全体の売上原価が下がり売上総利益は増加しましたが、将来の事業展開を見据えた、積極的なマーケティングおよびブランドのイメージ強化を意図した広告宣伝活動等を実施したことで広告宣伝費が増加し、結果として販売費及び一般管理費が増加したことにより営業利益は減少しました。
これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高は135億56百万円(前期比6.3%増)、営業利益は16億5百万円(前期比9.7%減)、経常利益は15億79百万円(前期比10.2%減)、ティアラ等の減損処理等を実施したため特別損失1億27百万円を計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は10億94百万円(前期比15.9%減)となりました。

平成30年3月期の取り組みについてご説明します。
当社グループは、平成29年10月1日を目処に持株会社体制の移行を予定しています。持株会社体制に移行することで、各事業の責任体制の明確化を図り、事業間のシナジー効果の最大化、機動的な組織再編、戦略的な事業提携、コーポレートガバナンスの強化等、グループ各社が事業環境の変化に柔軟に対応できる体制を構築することにより、更なる事業の成長及び企業価値の最大化を目指していきます。
平成29年3月に、中国(上海市)においてブライダルジュエリーショップ、エステティックサロンの複合店舗を開設しました。さらに、平成29年6月以降に、海外3拠点目となる台湾(台北市)において、当社グループ初となる当社グループすべての業態およびブランドを併設した最大規模の複合店舗をオープンする予定です。海外展開を推進することで今後さらなる売上拡大を目指します。
当社は、新中期経営計画「Success Road 2020」(平成30年3月期から平成32年3月期、平成29年5月10日発表)を策定しました。2020年3月期の目標値として、売上高155億円、営業利益22億円を目指します。その初年度である平成30年3月期につきましては、引き続き、ジュエリー事業における国内の事業拡大が続くことにより、売上が拡大する見込みです。利益面では、アジアにおける事業展開の本格的な推進により海外展開費用が先行するため減少しますが、中長期における事業規模の拡大及び収益力の向上に向けて、国内既存事業の更なる拡大、海外展開の推進、新規事業の育成、利益を生み出す筋肉質な組織の構築を図っていきます。
ジュエリー・アート事業につきましては、将来の事業展開を見据えた、積極的なマーケティング活動及びブランドのイメージ強化に加えて、国内で2~3店舗を新たに開設することにより国内の既存店舗の更なる売上及び利益成長を図っていきます。同時に、中長期的な事業拡大に向け、アジアにおける展開も積極的に推進します。
エステ事業につきましては、利益率の改善を図るため、構造改革に取り組んでいきます。また、お客様のニーズにあった新しい商品やサービスの発売を推進すると同時に、化粧品や栄養食品等の物販商品販売の強化も進めていきます。
当社グループの平成30年3月期の連結業績予想は、売上高145億円(前期比7.0%増)、営業利益13億円(前期19.0%減)、経常利益13億円(前期比17.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益8億円(前期比26.9%減)と、3期連続の過去最高売上高更新を見込んでいます。

株主還元策についてご説明します。
当社は、将来の事業規模拡大に不可欠な成長投資を優先し、株主利益および企業価値の最大化に努めることを基本方針としています。また、株主還元については、企業価値向上による株価上昇と剰余金の配当等によって総合的に実現していきます。剰余金の配当等は、純利益だけでなく、内部留保も含めた資本効率を勘案すると同時に将来の事業計画を考慮して決定します。平成30年3月期の配当予想につきましては、中長期的な成長に向けた海外への積極的な展開により投資のための費用が先行し、業績予想において減益予想としていますが、上記の基本方針に基づき、期末配当金として1株当たり30銭と、復配を予定しています。また、自己株式の取得等も適宜検討しながら、中長期的に総還元性向30%の株主還元を目指していきます。

当社は現在、エステ事業など異業種展開を始め、グループ企業として次のレベルを目指していく段階にあります。平成28年5月には、100%子会社として株式会社ニューアート・フィンテックを設立しました。同社では、アートと金融を融合することで、新たな価値を創造していきます。当社は今後、「ニューアート」という言葉をキーワードに、持株会社体制のもと、国内既存事業をさらに成長させながら、海外展開を積極的に推進し、さらに新規事業を育成することで、今後の成長を加速させて企業価値の向上を図ってまいりたいと考えています。

当社に関わるすべての皆様の多大なるご支援に御礼申し上げますと共に、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、今後ともよろしくお願いいたします。

平成29年5月10日
株式会社NEW ART 代表取締役社長 白石 哲也