経営者からのメッセージ(台湾新美股份有限公司)
平成も最後の年を迎え東京オリンピック開催まで一年半を余すところとなりました。世界の政治経済情勢は一層の不透明感や攪乱要因を増しており、予断を許さない年を迎えたように思いますが、日本のジュエリー事業は多くのお客様のご愛顧をいただき順調に推移しているなかで、私は昨年の暮れに台湾ジュエリー部門の責任者も務めることとなりました。
ご案内のとおり、台湾事業に就きましては平成29年6月に台北本店を開業し、昨年9月に新光三越台北南西店に二号店をオープンしたところです。この間の経緯としては、日本でのビジネスモデルの強味を活かしつつも、台湾の社会経済・環境のもとで事業の現地化に取組むという意味で、決して容易なものではありませんでした。然しながら、旗艦店だけでなく百貨店内店においてもお客様が増え、ブライダルリング・ブランドとして徐々にダイヤモンドシライシも知られるようになってきており、来る3月には、台南の地に新光三越台南西門店をオープンすることとなります。
従いまして、今後とも台中・台北をはじめとする台湾主要地域のお客様とブライダルリング市場に働き掛け、その需要を取り込むため新店展開を加速・計画的に進めつつ、台湾事業の安定化に邁進致します。
また、台湾にとどまらずアジアの成長を取り込むという観点から、香港やシンガポールでのジュエリー事業の展開も真剣に検討する段階に来ており、日本のジュエリー部門を含むニューアートグループの総合力やビジネスパートナーの力も借りて、アジアのジュエリー事業としての発展を図って行く所存です。
台湾新美股份有限公司
董事長 神尾 常夫